いつに戻るだろう。
そがががは間違いなくアレというのがある。
…そう、19の時、彼女と喧嘩してあまりにムカついて、山に起きっぱなしにしてきた日である。
これは最低…。
どんなに喧嘩しても家までは送るべきだろうし、山に置き去り…なんて言うまでもない。
(その後、彼女があまりのショックにより、過呼吸で道端に倒れてしまった結末に続く…)
しかしどんなに後悔しても、あの日は記憶の中で取り消せない。
たぶんそれはずっと。
だからもし戻れるなら、その時に行って少しだけ過去の出来事を変えたい。
…ま、それが無理なら偶然再会した時に謝りたいのだが。
そうしたところで、相手はポカーンだろうし、自己満足に過ぎないのは分かってるんだけどね。
もし1日だけ、一回だけ過去に戻れたとしたらアナタはいつに戻りますか?
誰に聞いても、それが過去の恋に関わるのは、そこに何か懐かしくて切ないものがが隠れているからだろうね。
中学までは女性に全く興味が無かった。
(↑ゲ〇ではなく硬派と言ってくれ)
その子の名前は今でも覚えてる。
お父さんの名前まで覚えてるくらいだ。
ただ…残念なことに気づいてしまった。
先日のことだ。
街を歩いててふとその子を思い出した時、悲しいかな二番目に付き合った子の顔も浮かんでしまった。
感傷に浸るのは良くないこと。
分かっているが、つい思ってしまった。
…そして気付いた。
その子の名前を全く覚えていない自分に。
顔は覚えているのに…それもいつの間にか朧気だったが、名前は全く思い出せなかった。
何となく語感だけが耳元でリフレインするだけ。
どうしてしまったのだろう…。
あれ程好きだったのに。
気持ちは変わらずに、今も胸の奥底にあると思ってたのに。
何百回もその名を呼んだはずなのに。
寂しいけど人は忘れながら生きていく生き物。
僕は駅前のロータリーで、ただ立ち尽くしてしまった。
寂しくて、すごく申し訳なくて、泣いてしまいそうになった。
心が壊れてしまったみたいに、涙腺のコントロールがきかなくなった。
…そう、ロータリーをロリータと読み間違えてしまう程に。
