【9/25メール21:00】
Message from 智佐 to 万蔵(中里)
>先生もパパと一緒に食事できなかったこと、残念がってたよん。
>だからチサとってもいーことを思いついちゃった!
>今度、先生を家に連れてくるってどうかな?
>来月末の日曜、パパもちゃんと空けといてね。
>よろしこ〜!
【9/15メール15:30】
Message from 智佐 to 朋也
>チサ、今日は塾があって買い物に行けなくなっちゃった。
>だから先生が参考書買ってきてくれないかな?
>政経のテスト対策のやつだから間違えないでね。
>よろしこ〜!
【9/19メール22:30】
Message from 木村 to 智佐の友達
>お疲れちゃ〜ん!
>この前のケーキ、すっごく美味しかったね!
>とっても甘〜い時間を過ごせたよ!
>いきなりだけど、金曜空いてる?空いてる?
>映画のチケットが余ってるから、一緒に行こうぜよ!
【9/19メール20:00】
Message from 木村 to 凛々子
>お疲れ様です。
>昨日は朝までお付き合いさせて戴き、ありがとうございました。
>もし時間が合えば、また一緒に飲みに行きませんか?
>素敵なバー知ってます。
【9/19メール20:00】
Message from 凛々子 to 露崎
>お疲れ〜!
>露ちゃんは今バイト中?
>リリは今日も残業だよ〜ぉう!
>疲れたァ〜!
>サボっちゃう? サボっちゃえー! ビューン≡^^)/
「「乾杯〜〜!!」」
五人でグラスを突き上げ乾杯する。
あの目まぐるしく過ぎた作戦から一週間後、チーム明日葉のメンバーは居酒屋に集合していた。
例の朋也が奢りの飲み会である。
「いやー、ザトも大変だったな」
「そんな人事のように言わないで下さいよー。本当に大変だったんですからっ」
中里が口を尖らして言う。
あの後、中里は非常ベルを押して回った件が警備員に見つかって、警察のご厄介になっていたのであった。
「いやいや、なかなか出来ない貴重な経験だって」
「リアルにくさい飯食わされるとこでしたよ……トホホ」
そして警察署で懇々と説教は受けたものの、未成年で前歴も無いということで、当日中に解放されたのであった。
ちなみに「何故、非常ベルを押したのか」という警察官の問いに、「そこにベルがあったから」という冗談のような名言を吐いて、担当警察官の激昂を買ったのは、また別の話である。
「松ちゃんの方はどうなったんだ?」
「うん、お陰様でチーちゃんには何とかバレずに済んだよ。テストの点数が良かったって、毎日スゲーはしゃいじゃってる」
「あーそうみたいだな」
曽我は複雑そうな表情で口元を曲げ、続ける。
「で、祥子さんは……?」
「うん……祥子さんは完全に気付かれちゃったようだね。ま、チーちゃんのお父さんと、かち合った時点で覚悟したけど」
「そうか……」
「ま、今も普通に会ってるけどね」
「「……えっ!?」」
皆一斉に驚いた顔になって、朋也の顔を見る。
「いや、俺もどうしようかと悩んでたら、あの晩、祥子さんの方からメールが来て。『もし良かったら、これからも会ってくれませんか?』って」
「ま、マジでかよ!?」
曽我は信じられないといった表情で左右に首を振る。
「まー今後は月水金はチーちゃん、火木土は祥子さんと、完全に曜日で分けることにしたよ。ケジメをつけるためにもね」
「全くの無反省キャラですね……」
「それ、ザトが言うセリフじゃないだろ。でも、祥子さんも分かってて付き合ってるって言うなら、それで良いんですかね……?」
露崎が苦笑いを浮かべながら口を開く。
「お互い二番同士ってことでか? でも、チーちゃんが祥子さんのこと疑っているのは確かだし、くれぐれも気を付けてな」
「あぁ、祥子さんにも伝えとくよ」
四人は、それぞれ満足気に先週の出来事を話していた。
木村はそれらの話を聞いているのか聞いてないのか分からない様子で、いつもの如く携帯をいじりながらカルーアミルクを飲んでいた。
「それでキム、あの佐々木凛々子さんって人のことだけど」
「え、佐々木?」
聞き慣れない名字に朋也が口を挟む。
「あぁ、松ちゃんも見たでしょ? 赤坂プリンスで万蔵と一緒にいた」
「あー、あの若くてセクシーな感じの?」
曽我は頷き、事情を話す。
結局、先週の日曜は凛々子につかまり、曽我も露崎も始発まで帰れなかったのだった。
「へぇーそんなことがあったんだ。うーん……状況的に考えると、チーちゃんのお父さんの不倫相手だろうね」
朋也は渋そうに口元を歪めて言う。
「ある意味、チーちゃんと肩を並べるくらい大変な人だったよ。で、キム。それで彼女とはどうなったんだ?」
「…………」
木村は一瞬迷惑そうに曽我たちの顔を見た後、また携帯画面に目線を移して言った。
「……どうもこうもない」
「どうもこうもないって、だからどうなんだ?」
曽我はしつこく再度訊ねる。
「……チーちゃんの父親の相手って分かってて、手を出すような奴はいないだろうが」
「「納得」」
木村が言うには、連絡先は交換したものの(曽我と露崎も無理矢理交換させられた)、あれ以来、連絡は来てないとのことだった。
智佐に祥子、そして凛々子まで絡んでくるとなると、どうにも収拾できなくなる事態は目に見えていたので、とりあえず各自それぞれの思いでホッとしていた。
そう言えば、露崎はあれ以来、軽く女性不信になっているという。
「じゃあ木村さん、あのチーちゃんの友達はどうしたんですか?」
中里がニヤリと笑いながら口を開く。
「……な、なんのことだ」
慌てたように木村が顔を上げる。
「ケーキ屋でアドレス交換したんでしょ? スレに書いてありましたよ」
「知らん……し、知らん」
そう言って、また画面に顔を戻す。
「その後、一昼夜悩んで、安価でメール送ったらしいですよ」
露崎がそっと口を挟む。
「アンカー?」
「予め自分がスレッド番号を指定しておいて、そこに書き込まれた通りに、自身が行動するってことです。この場合はメールの文面になりますが」
「そして、映画に行ったと……確か、スパイダーマン3」
中里が追い打ちを掛けるように言う。
「マジかよ!?」
「はい、スレに書いてありました」
どうやら中里もしっかりチェックしていたようだ。
「いーなー、女子高生とメル交換が出来て」
「…………」
木村は完全に、知らぬ存ぜぬを貫くと決めたようで、携帯作業に没頭しているポーズをとっていた。
「へぇーそんなことあったんだ。チーちゃんに聞いてみよっと」
しかし朋也のこの一言が効いたみたいで、心底悲しそうな表情で顔を上げた木村を見て、皆大笑いした。
その時、中里の携帯が鳴った。
着信音は「ダースベイダーのテーマ」だ。
中里は携帯を開き、差出人名を確認すると、愕然とした表情になって、すぐに携帯を閉じた。
その様子を見て、曽我は眉を潜める。
「ま、まさか……」
「そうですよ。時々メールが来るんですよ……チーちゃんからね」
中里は恨みがましい目で曽我を見て言う。
曽我と朋也は顔を見合わせる。
そう言えば、智佐の携帯の万蔵のアドレスに、中里のを上書きしたのだった。
あの後、授業も一回あったのだが、曽我はすっかり忘れてしまっていた。
「あ、わりい、わりい。次の授業の時にでも、チャンスを探ってみるけど……チーちゃん最近何だか絶好調で」
曽我は眉尻を落としながら言う。
書き換える機会は、智佐が眠るかトイレに行くか――いずれも授業に集中していない時しかないのだ。
朋也が口を開く。
「隙があったら俺が直しとくよ。でも、ま、いいじゃないか、女子高生のメル友が出来たと思えば?」
その言葉に、中里はジト目で見る。
「忘れたんですか……? 僕はお父さんのフリしなきゃいけないんですよ。『先生と喧嘩した』とか『先生が好き』とか『お小遣い欲しい』とか……。いい加減、嫌になりますって」
中里は大袈裟にため息を付いて言う。
「……ま、ドンマイだ。『今日摘んでも明日また出る』――それが俺たち、伊豆七島を制する明日葉魂だろ?」
曽我は中里に向かって、ぐっと親指を立てる。
「ドンマイ」
「ドンマイ」
朋也も露崎も順に親指を立てる。
中里が肩を竦めてテーブルに突っ伏した様子を見ながら、曽我は今回の作戦の総括をしていった。
「今回の一番のミスは、何といってもホテルを間違えたことだな。でも、五時を過ぎてた時点で、二人とも何かおかしいとは思わなかったのか? 俺やザト、露ちゃんは現場にいない訳だから、二人で連絡取り合って相談すれば良かったのに」
曽我が朋也と木村を見て言う。
「…………」
「……いや俺、キムの番号知らないんだ」
無言のままの木村を見て、朋也が口を開く。
「マジかよ?」
「アドレスは曽我くんからの一斉メールで、お互い知るところになったけど」
「おいおい……」
曽我は大きくため息を付いて言う。
「二人とも、あんまり社交的じゃないのは分かるけど、いい加減長い付き合いなんだし、連絡先の交換ぐらいはしとけよな? 大学も同じなんだし」
朋也は苦笑いをしながら頷いたものの、木村は相変わらずの無反応だった。
この様子だと、二人が番号を交換をするのは、まだまだ当分先のことになりそうだった。
「本当に色々ありましたねー。まるでドラマみたいでしたよ」
中里が顔を上げて言う。
「そうか? 俺はずっとドキドキもんだったけど……」
「この話、小説とかにしたら面白いんじゃないですか? 昼ドラみたいにドロ〜ドロに。曽我さん、そう言うの書くの得意じゃないですかー」
「あ、そうですね。ケータイ小説とか今、流行ってますし」
露崎も続いて言う。
「小説? うーん、どうだろうなぁ……」
曽我は複雑な表情で答える。
「もし書くんなら、僕のこと格好良く書いて下さいよー。松本さんの危機に、獅子奮迅の活躍をする、最年少のメンバー!……みたいな」
「あー見せ場は変態中国人に扮装したとこね」
「えーーっ! それはないですよー!!」
………………。
…………。
そしてチーム明日葉の長い長い夜は続く。
智佐から中里に来た(正確に言うと万蔵に宛てた)メールの内容を、この時の誰もがまだ予期さえしていなかった。
朋也が万蔵に大いに気に入られた結果、今度は家に招待されることになり、またチーム明日葉の面々が奮闘する――などといった話は、また別の機会に語るとしよう。
完
--------- ■2ちゃんねる■
全部 1- 最新50
---------
☆今週トモが不倫してます【今トモ男1股目】☆
1:スモウライダー
09/18(日) 00:40:02
友人Tは一年ほど前から、人妻と不倫している。
しかもTには女子高生の彼女もいて、つまり二股を掛けてるという訳だ。
今週末、Tは彼女(女子高生)の両親と食事をすることになった。
今、Tに天罰が下される……。
2 :名無しさん
09/18(日) 00:41:05
>>1
天罰って何よ?
詳細キボーン
3 :名無しさん
09/18(日) 00:41:35
何か1がするの?
密告とか。
4 :スモウライダー
09/18(日) 00:42:35
>>3
そんなことはしないよ。
けれど何か面倒くさいことに協力させられそう。
6 :名無しさん
09/18(日) 00:42:50
何なに?
wktk
7 :スモウライダー
09/18(日) 00:44:24
Tって人妻と女子高生と二股かけてるって言ったじゃん。
……彼女たち、どうやら母子っぽいんだ。
(義理だけど)
8 :名無しさん
09/18(日) 00:45:05
マジで!??
9:名無しさん
09/18(日) 00:45:25
sorette、親子丼じゃん!!
10:名無しさん
09/18(日) 00:45:28
修羅場キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!
(中略)
215:スモウライダー
09/18(日) 11:21:22
今、茶店で娘待ち、超ヒマ。
216:名無しさん
09/18(日) 11:21:46
----これより、1の
土俵入りになります----
217:名無しさん
09/18(日) 11:22:28
今北産業
218:名無しさん
09/18(日) 11:23:39
>>217
1.友人Tが女子高生と ヅマ妻と二股
2.彼女たちは親子
(義理)
3.Tに協力してる1が 今、ムスメの尾行中
219:名無しさん
09/18(日) 11:23:49
娘とヅマ人のスペック記入しる!
220:スモウライダー
09/18(日) 11:24:59
娘は女子○生、今年3年だから17か18。
お嬢様系で見た目はかなり可愛い。
人妻(バーキン)は遠目にしか見てないからよく分からん。
松ちゃんが言うには
清楚系、で大人っぽいとのこと。
221:名無しさん
09/18(日) 11:25:13
>>220
Tの名字キタ━━━━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!
222:名無しさん
09/18(日) 11:26:24
松島か?松崎か?
それとも普通に松本かな。
松○T○で過去の東大の合格者名簿調べてみる。
223:スモウライダー
09/18(日) 11:26:35
あ、ヤベ……。
224:名無しさん
09/18(日) 11:26:45
この事件のことを後に、1のもろだしと言う。
225:名無しさん
09/18(日) 11:27:18
娘の写メとかないの?
1の教え子なんでしょ?
226:名無しさん
09/18(日) 11:27:36
_ ∩
( ゜∀゜)彡 オッパイオッパイ!!
⊂彡
227:スモウライダー
09/18(日) 11:28:01
>>225>>226
さすがに裸は無いよ。
……横顔とか後ろ姿は
何枚かあるけど。
228:名無しさん
09/18(日) 11:28:54
盗撮確定!!
229:名無しさん
09/18(日) 11:29:25
>>227
何でも良いからうpしてくれ。
230:スモウライダー
09/18(日) 11:30:25
さすがに写メはマズい
かな。
あ……ちょっと待って。
231:名無しさん
09/18(日) 11:30:45
何だ? 何かトラブルか?
232:名無しさん
09/18(日) 11:31:58
1の予想も付かない行動に期待age
233:名無しさん
09/18(日) 11:32:45
また作戦に動きがあったのか?
234:名無しさん
09/18(日) 11:32:50
( ゜∀゜)o彡゜ワッフル!ワッフル!
(中略)
239:スモウライダー
09/18(日) 11:40:00
Tとバーキンのアノ最中の声、うpした。
htxp://www.uploader.net/shoko.wav
240:名無しさん
09/18(日) 11:41:05
>>239
神キタ━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━!!!!!
241:名無しさん
09/18(日) 11:41:23
>>239
マジで!?
お前スゴイ…変態だな。
GJ!
242:名無しさん
09/18(日) 11:41:46
shokoって何?
243:名無しさん
09/18(日) 11:42:39
>>239
ごっつぁんです!
今ダウソ中だけど、
めっちゃ重い。
一体何人がこのスレ見ているんだ……?
244:名無しさん
09/18(日) 11:42:43
>>239
金星ゲットだぜ!
245:名無しさん
09/18(日) 11:43:07
ところでshokoって何?
(中略)
362:スモウライダー
09/18(日) 13:03:28
娘を見失った。
スネークの人たち、
見つけたら情報よろ。
スペック:
ブラウンの帽子。
一人、もしくは二人連れの女子高生。
363:名無しさん
09/18(日) 13:07:05
早速発見!
今、原宿のラフォーレ6階にいるけど、この子かな?
364:名無しさん
09/18(日) 13:07:25
>>363
たった何分かでハラジュク
まで行ける訳ねーだろ、
ウ゛ァーカ
365:名無しさん
09/18(日) 13:13:05
>>362
ブラウンの帽子発見。
センター街のファッキンに
いる、顔黒。
これ違う?
366:名無しさん
09/18(日) 13:16:29
せっかく見つけたと思って顔見たら、思いっきりオバチャンだった……。
367:名無しさん
09/18(日) 13:19:02
また茶色の帽子発見した!
結構いるもんだな。
明治通りのゲーセン、ディズニーのキャラクターバッグを持ってる。
368:名無しさん
09/18(日) 13:20:33
探せー!
みんな全力で、探しまくるんだっっ!!
当方、東北在住ゆえ、
頼む……orz
369:名無しさん
09/18(日) 13:28:14
茶帽子の女の子ハケーン。
服装はベージュのジャケットを着ている。
下は黒のスラックスか何か。
今、ツタヤの一階に入っていった。
(中略)
592:名無しさん
09/18(日) 13:58:46
1からの情報が途絶えたぞ。
現場はどうなってるんだ?
593:名無しさん
09/18(日) 13:59:09
娘の引き留め交渉が難航してるのかなー?
594:名無しさん
09/18(日) 14:00:41
今、娘とその友達らしき人と、4人でケーキ屋に入ってった。
595:名無しさん
09/18(日) 14:00:58
えっ!?
596:名無しさん
09/18(日) 14:01:25
>>594
そ、それは本当に本人か?
スネーク詳細よろ。
597:名無しさん
09/18(日) 14:01:50
男の一人は超巨漢。
「1=スモウライダー」ワロス^^。
598:名無しさん
09/18(日) 14:02:32
>>594
じゃあ1は、女子高生
二人とケーキ食ってるってことか!?
超ウラヤマシス!!
599:名無しさん
09/18(日) 14:03:17
相四つの展開になって
参りました。
600:名無しさん
09/18(日) 14:03:29
どう見ても援交にしか
見えないだろうな。
601:名無しさん
09/18(日) 14:04:38
1はモンブランと
ミートパイ(大)を注文した。
どんだけぇ〜!?
602:名無しさん
09/18(日) 14:05:02
1と娘たちの4P展開に超期待
(中略)
854:スモウライダー
09/18(日) 18:27:02
更新遅れてスマソ。
娘の父と一緒にいた
女の人(妻ではない)につかまって、話し掛けられていた。
もちろん正体は言ってないけど、思わぬ事態に
ギザ焦った。
今、煙草を買うって言って抜けてきたとこ。
855:名無しさん
09/18(日) 18:27:25
>>854
ダブル不倫キタ━━(゜∀゜)━━━━!!!
856:名無しさん
09/18(日) 18:27:49
両親揃って不倫、
彼氏には二股を掛けられてって……娘、超カワイソス。
857:名無しさん
09/18(日) 18:28:31
さっきからニューオータニのロビーずっと探してるけど、
1っぽい人は見当たらないんだけど……。
858:名無しさん
09/18(日) 18:28:48
あぁ、漏れも見つからない。
859:名無しさん
09/18(日) 18:29:12
>>858>>858
ひょっとして本当は赤坂プリンスにいるのに、
ニューオータニだって
嘘付いたんじゃない?
860:名無しさん
09/18(日) 18:29:50
>>859
1にやられた!
テラ孔明!!
(中略)
917:スモウライダー
09/18(日) 18:45:03
みんな、急いでオータニのロビーへ集合してくれ!!
(中略)
925:スモウライダー
09/18(日) 18:59:21
スネークのみんな……
最終ミッションだ、
頼みがある。
まもなくロビーで異変が起こるので、それを合図にみんなで大騒ぎをしてくれな
いだろうか?
そしてホテルの出口に、二手に分かれて避難してロビーの中を分断するんだ。
みんなの協力がなければ、絶対に絶対に達成できない作戦だ。
頼む……みんな、オラに
力を貸してくれ。
「とりあえず、今日はみんな、お疲れさん!」
曽我の声で、ガチンとグラスのジョッキの音が響き渡る。
いつもはあまり酒を飲まない木村や露崎も、中ジョッキを口に運んでいる。
朋也たちが裏口から出て行ったのを見届けた後、彼らは渋谷に戻り、いつもの中華料理屋で合流したのだった。
そして朋也は、智佐を探すという理由で、あの後すぐに万蔵たちと別れ、今、家に送りにいってる途中だというメールが、先ほど曽我に来ていた。
皮肉なことに、朋也はこれが智佐の家に行く、初めての機会になりそうだ。
ちなみに、祥子が田園調布に近づいた時は、GPSのエリア通知機能で、朋也の携帯に連絡がくるので、鉢合わせの心配はない。
「いやー、一体、何がどうなってこうなったのでしょうか?」
露崎が疑問顔で口を開く。
彼としては、自分がホテルの入り口に入った途端、非常ベルが鳴り出したのだから、全く事情が飲み込めていないのも無理はない。
そして彼が思った以上に、ホテルの一階は騒然とした雰囲気になっていて、人並みに押し出されるようにして、ホテルの外に出たのだった。
「チーちゃんはもう、すぐ近くまで来てたからな。そんな切羽詰まった状況でキムから電話があったんだ」
「木村さんから?」
ああ、と曽我は木村をちらっと見て頷く。
「露ちゃんとキムは動けないし、松ちゃんは完全につかまっている。だから俺らに、『非常事態を起こせ』ってな」
「ってことは、やっぱりあのベルは作戦だったのですか?」
曽我はコクリと頷く。
「それにしても、随分思い切った行動に出ましたね……実際、上手くいったから良いのですが。でも非常ベルを鳴らしただけで、まさかあそこまで混乱状態になるとは」
露崎が神妙そうな顔つきで言う。
「あーそれについては簡単だ」
曽我は木村を見て、目で促す。
ゴホンと木村は不機嫌そうに咳をして、手にしているものを見せた。
「……これだ」
「携帯、ですか?」
木村は無言で頷くと、また押し黙った。
「何かやけに人が多いと思わなかったか? それも若者が」
木村の後を受けるように、曽我が口を開く。
「言われてみると、そんな気が……。そう言えば、宿泊客ぽくない服装の人が多かった気がします」
「そう、あれは全部サクラだったんだよ」
曽我はくくっと笑って言う。
「サクラ!?」
「あぁ。別の言い方をすれば、例の『スネーク』たちだ」
木村の書き込みを受けて、スネークたちは、渋谷から赤坂のホテルへ移動していた。
そして曽我は最後の最後の状況で、木村に「今トモ男」のスレッドに書き込むよう、メールしたのだった。
「非常ベルが鳴ったら、皆で一斉に騒ぎ始めて、混乱状態を作ってくれ」、と。
スレッドを読んだスネークたちは、一致団結して大声を上げて騒ぎ、束になって出口へ押しかけ、見事期待に応えたのだった。
そして修羅場を目の前で目撃した彼・彼女らは、最後に大きな「祭り」にまで参加できた、という満足感を胸に、ご機嫌でそれぞれの家に帰っていったのだった。
「なるほど、彼らの期待にも応え、尚かつ松本さんの最大のピンチをも乗り切ったわけですね。よくあんな状況で思いついたものです。全く……絶妙な作戦ですね」
露崎は興奮気味に言う。
「あぁ、確かに」
「スッゴーイ!」
「ま、それほどでもないって……」
曽我は気まずそうに苦笑する。
「松本さんは今、チーちゃんを送りに行ってる最中なんですよね? あと、ご両親も方も渋谷で食事をしているようですし。じゃあとりあえず、今日の作戦は上手くいったってことでいいんですか?」
露崎が曽我と木村を見て言う。
「あぁ。冷や冷やものだったけど、大成功だ」
「……うむ」
「イエーイ!」
再度、4人でジョッキを突き合わせて乾杯する。
「あっ、あたし、生中追加ねー!」
元気よく店員を呼び止める声が上がる。
そしてまた一つ、すごい勢いでジョッキが空く。
「……ところで、だ」
曽我が険しい表情になって口を開く。
「彼女は、いったい……誰なんだ?」
店員に注文をしている陰で、曽我は木村に訊ねる。
露崎も曽我と同じ表情で木村を見ている。
「誰って……いっても……なぁ……」
二人の視線を受け、木村は口を濁しながら目を逸らした。
「ま、ま、まさか……」
曽我は何処かで彼女の顔を見たような気がした。
ピンぼけてはいたが……そう、木村の写メールだった。
曽我の表情は一気に蒼白になり、「何で連れてきてるんだ!?」と、テーブルの
下で木村の膝を小突く。
「まぁ……流れで、な」
木村は目線を逸らしたまま、ボソボソと言った。
「佐々木凛々子でーす! ヨロシクー!!」
注文を終えた彼女は、ハイテンションで自己紹介をした後、曽我と露崎に向かって完璧なウインクを決めた。
胸元の開いたセクシーな服に、スラリと伸びた長い足。
年は自分たちと同じくらい……いや、社会人だとすると幾つか上だろうか。
祥子と同じキャメルブラウンのバッグを持って、何より足下の赤いハイヒールが印象的だった。
――そして、万蔵と赤坂プリンスにいた女性だ……。
「あ、生中もう一本追加ねー!」
怒濤の勢いでジョッキを空けていく凛々子に無理矢理握手されながら、曽我と露崎は何とも言えない複雑な気持ちに苛まれていた。
そして結局、二人のその気持ちは、翌早朝まで続くことになるのであった。
辺りは瞬く間に騒然とした雰囲気になる。
誰かが「火事だ」という大きな声を挙げ、ロビーにいた人たちも、それを受けて、一斉に大声で騒ぎ始めた。
沢山の人が集まって、一階は一気にパニック状態になる。
フロントから従業員が慌ただしく出てきて、混乱した人々を避難口へ向かうよう大声で手引きしている。
まるでラッシュ時の電車内のような、押し合いへし合いの大混雑になり、ホテルの正面入り口だけではなく、裏口や庭園出口も解放された。
そして非常ベルが鳴り響く中、一階にいた人は一種異様な雰囲気のまま、みな足早に避難していった。
