火曜日の夜。
久しぶりにマキとご飯を食べていたら、知らない番号から着信があった。
そががが「…もしもし?」
「私、分かる?」
いや、全く分からない…けど、何となく予想はつく。
そががが「何で俺の番号を?」
「名刺置いてったでしょ」
名刺?
そんなの持った事もないが。
「その番号に掛けたら、違う人が出て」
そががが「違う人…?」
そういや先週の土曜友人と飲んで、確かそいつに名刺を貰った。
どうやらそがががは、その名刺を渡していったらしい…。
「何か全然噛み合わないから。話し聞いたら、どうやらあんたじゃないかって。この番号教えてくれて」
そががが「あはははは…」
ビンゴ―!
…ていうかソイツも一言俺に言ってくれよ。
(↑自分が勝手に名刺を渡したことは忘れている)
そががが「で、誰だっけ? いや、名前言われても分からないし、じゅ…順番っていうか」
名刺を渡したとなると、きっと一緒にトイレに行ったどちらかだろう。
イマラの方かイラマの方だ。
…結果、どうやらイラマチオだと教えてくれた女だということが分かった。
逃した魚の方だ。
そががが「で、何? 俺、今知り合いといるからさ」
チラチラっと横目で伺う。
マキはずっと無言。
…というより無視。
焼き餅を焼くキャラではないが、ひねくれられると厄介だ。
そして女は唐突にこう言った。
「アンタ免許持ってる? GWどうせ暇でしょ」
(次回「GWの奇跡」に続く)
