アクセス解析 カウンター SEO ドリーム愛ランド 「クレイジーザト」[12]
ドリーム愛ランド
日々の出来事を日記に書いていきます。
「クレイジーザト」[12]

「本気ですか? 二人とも……!」

露崎には、二人の言葉がとても信じられなかった。

曽我と松本は、真剣な顔で頷いている。

「夜の……雪山ですよ? しかも吹雪が吹き荒れてるっていう……」

「中里はそれでも登れると思ったんだろ? あいつが出来ると思ったことを、俺たちが出来ない訳がない」

曽我は口元を緩めて言う。

「…………」

露崎はそれでも信じられなかった。

救助隊を出せない程の強風だというのに、その中をこの二人は登ろうというのだろうか。

「…………」

しばらく押し黙った後、固く唇を閉じて顔を上げる。

「それなら……俺も連れてって下さい。俺もあいつを助けたい気持ちは二人と同じです」

決意の目だった。

松本はその充血した目を見て言う。

「露ちゃんはいいよ。昨日からずっと徹夜なんだろ? それじゃあ、さすがにきついって」

「そんな、それは二人だって……」

「あぁ。それに露ちゃんには、他にやってもらいたいことがあるんだ」

曽我が口を開く。

「ここに残って、俺たちの後方支援をして欲しい。ネットや本で情報を調べて、コースや天候状況などを教えて欲しいんだ」

雪山など登ったことのない二人には、外部のサポートが不可欠だった。

二人の目を見て、露崎も首を縦に振る。

「わ……分かりました」

「それともう一つ。何とかして中里の回線を復活させて欲しい。それでもし繋がったら、あいつのことを励ましてやって欲しいんだ」

露崎は固く唇を閉じ、頷く。

そしてハチ公前交差点で、三人は道を別にした。

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