アクセス解析 カウンター SEO ドリーム愛ランド 「時をかける少年と少女」[16]終
ドリーム愛ランド
日々の出来事を日記に書いていきます。
「時をかける少年と少女」[16]終
[16]

三ヶ月後、電車を降りた私の足は、自然とフォームを駆け出していた。

風に吹かれて帽子が飛んでいってしまわないように。

私たちは、二人であの本の7番目の方法を実行中だった。

今日こそは彼より早く着こうと思ったのに、服を選ぶのが予想以上に難航して、気が付けばいつもと同じ時間になってしまっていた。

(それでも約束の時間より、まだ5分早いのだけれど)

いつもと同じ10時25分。

彼の顔を見ると、私は思わず笑みがこぼれてしまう。

その瞬間、その時間は私にとって永遠になる。

人の一生は短い。

宇宙の物差しで測れば、五十年も百年も1ミリにだって満たないだろう。

それならば悠久や永遠も、一瞬と同義。

夢なら、覚めないで欲しい。

けれど現実なら、たとえそれがほんの僅かな時間だって構わない。

その瞬間に全てを込める。

私の恋は一つの区切りを終えた。

それがいつか形を変えて、愛に変わっていったとしても、私の思いは続いていく。

過去、現在……そして未来。

私は恋している。

時をかけて彼に恋していく。

  完

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