読み始めてまず、全然印象が違う。
そう、一人称から二人称になっているのだ。
新しい登場人物も、10人ほど増えている。
主人公も若い看護婦になっている…?
今度の舞台は小児病棟。
眼球の癌…レティノになった子供たちにスポットが当たる。
そして伝説の歌姫やや、デジタル捜査を進める警視正など、様々な人が病院に集まってきて、物語は四方八方へ広がっていく。
そががが「な、何だこれ…?」
同じ作者が書いたとは思えないほど、毛色が違う。
前作よりも圧倒的に比喩表現が多く、内容にも幻想的な面がある。
章題の「天窓の黙示録」、「地下室のカノン」、「酔いどれ迦陵頻伽」などからも、その雰囲気が分かると思う。
一気に読み終わったが、これは面白いのか…?
前作は非常に分かりやすいエンターテイメントだったので、バチスタファンには戸惑う所も多いだろう。
だが決してつまらないという訳でもない。
また、バチスタは面白くて続けて二度読んでしまったが、今作はそのような感じではない。
説明しづらいが、不思議な作品…というのが一番しっくりくる。
リアリティもあるような無いような…。
作者は現役の医者なのだから、かけ離れたことは言ってないだろうが、何処までがフィクションでノンフィクションなのか分からない。
取り敢えず3作品目を読んでみることに決定。
そこで結論が出るのでは…と。
★★★☆3.5?
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