意外なことに、そがががは未見。
なんとマイノリティの20%に入っていたのである…。
シリーズ完結編の「ファイナル」も公開間近。
ということで、徹夜&飲み会でフラフラになりながらも、深夜のテレビ放送を見た。
もちろんストーリーは超有名。
(ゆえにネタバレもあるので20%の人は注意)
そがががも粗筋は、通の如く知っている。
はいはい、アメリカンドリーム、ご都合主義と思って見ていたら、序盤から随分、イメージと違う…。
何だこれ…。
すごく暗いのである。
暗くて淡々と進んでいくのだけれど、センスが良いので、決して不快にはならない。
そして登場人物。
…全員微妙。
そう、ビミョーなのである。
アメリカ映画にありがちな善人も悪人も出てこない。
一人一人が一癖あって、はっきり言えばクズなのだけれど、何処か憎めない。
それはヒロインのエイドリアンも例外ではない。
色々あって、チャンピオンとの対戦が決まり、練習し始めるのがラスト20分前。
試合が始まるのが10分前。
クズどもの話はグダグダやってたのに、クライマックスはちょっぱやの展開で、走り抜けていくのである。
最後はロッキーが勝ったのか負けたのかさえ、よく分からない。
結局負けたのだが、ロッキーにとっては最早そんなことはどうでも良かった。
「尊敬するチャンピオン相手に15ラウンド終えても立っている」
ロッキーが目指したのは、ただそれだけだった。
試合終了後、大熱狂の会場の中で、ロッキーは恋人のエイドリアンを探し続ける。
彼女もまた同様に。
そしてカメラもまた、勝者のチャンピオンを映さずに、ボロボロになったロッキーとエイドリアンを追い続ける。
…ここがポイントね。
試合中はボクシングのテレビ中継を錯覚させるような撮り方なのに、試合が終わると、映像はもう2人だけの世界。
…つまり映画に戻るのである。
その違和感に、人々は言い知れぬ感動を覚えるのだろう。(おそらく大半の人は無意識に)
そがががも何度となくコクリコクリときながらも、見事4時過ぎまで完走。
15ラウンドを戦っていたのは、ロッキーだけでなかったのである。
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